2005年07月26日

いっちまったよ。

最近、Barにハマッていたこともあって、
昨夜も2軒ほどハシゴをして、ご機嫌で帰宅した。

あー今日のお酒もおいしかったなあ。
最初に行った「F」の見習バーテンダー君、マスターが来なくて
一人で頑張ってたけど、カクテルの味はいまいちでしたね。残念。
その点、やっぱり「C」のマスターはセンスがいい。
店に来た女の子も可愛いかったしね。
でも致命的にサケの種類が少ないんだよなあ。
もったいないよなあ。
などと、楽しく思い返しつつ
気持ち良く酔って、床に着いた。


翌朝、訃報を聞いた。


そりゃないよ。
ヒナコさん、そりゃないでしょ。
あんまりってもんです。


おかげで私は、

ざあっと降り注ぐような蝉時雨を聞いても。

見上げる顔が緑に染まる夏木立の下に居ても。

陽を弾いてさらさら流れる川面を見下ろしても。

宵闇に渦巻き、うねり、解ける暗い流れを見つめても。

全身に受けて歩く、強い夜風の橋の中途に立ち止まっても。

見つづけるんだ、これからずっと。
彼女が私達に残していった、もう一つの風景を。


ああおまけに、こんなことまで思い出しちまった。

世界が終わる日、何をして過ごしたい?
こんな質問に、彼女はこう答えていた。

「陽の当たる畳の部屋で、寝転んで
 ゆったりと江戸戯作本を読んでいたい」



神も仏もあるもんか。
















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2005年07月25日

ブッシュミルズとジン・トニック*

景山民夫という作家をご存知だろうか。

「遠い海から来たCoo」で直木賞を受賞したことで
ご記憶の方も多いと思う。
私の大好きな作家で、以前カナにも指摘されたが
多少のウンチクと熱い心に惹かれて、思わず
何度も読み返してしまう、独自の世界を持つ人なのだ。

彼のエッセイ「どんな人生にも雨の日はある」の中で、
「海亀のスープ」というゲームが出てくる。
本の雑誌7月号で新保博久氏が触れておられたのを読んで
つい、懐かしくなって読み返してみたが、
こんなゲーム一緒にしてくれる友達がいたら
酒飲んでても楽しいだろうなあ。

最近ではウンチクを語るのもさほど敬遠されない
ようだけれど、要は語り口なんだろうね。
素直に、へえーと感心できるウンチクは
聞いていて楽しく、また心に残るもんです。

彼のエッセイはウソかホントかわからないのがたくさんあるが、
どれもおもしろく、暖かく、少しせつない。
彼自身そんな魅力的な人だったのだろう、と思う。

しかし、彼といい、伊丹十三といい、
ちょっと、早く逝きすぎですよ。本当に。



*タイトルは、景山民夫のエッセイに出ていたのを飲んでみて、
 すっかり気に入ってしまったお酒二つです。
 
 




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2005年07月19日

ラヴ・レター

以前ここに、マンガ「Barレモン・ハート」について書いたのだが、
今日5年ぶりくらいに読み返してみると、ずいぶん記憶違いをしていたようだ。
今さら訂正するのも何なので、おヒマな方は単行本第8巻をご参照下さい。

ところでこの「レモン・ハート」、お酒好きには大変楽しめて良いのだが
読んでいると、どうも一杯飲みたくなってきて困る。
それも、美味しいカクテルを飲みたくなるのだ。

ご家庭でレシピ本片手にホーム・バーを楽しんでおられる方ならともかく、
私のような不器用な者には家でカクテルなど無理な話だ。
それなら外へ飲みに出るまで、と思いきや、
なんとお気に入りのバーは3日間の夏休み。ああ!

きりっと冷たいジン・トニック。
ほのかに舌に残る甘さとミントの香りが爽やかなモヒート。
ドライ・ベルモットが際立つバンブー。
ああ、そして、ギムレット!
この初夏の夕べにふさわしいカクテルの数々を
今、味わうことができないなんて、つ、つらすぎる...。


そんなせつない3日間がようやく終わり、
さっそく仕事もそこそこに行ってきましたよー。
店が開いたら何飲もうかと、3日間あれこれ考えていたのだけれど、
なんせ今日のこの暑さ!
のど渇いてたもんで、あっさりと
「ジン・リッキー!」

日が落ちて夕間暮れ、
開け放った扉の向こうに
ひたひたと満ちつつある夏の宵を眺めつつ
冷えたグラスを傾ける・・・。
至福のひとときです。

マスター、ありがとう。
これからもずっと、おいしいお酒を飲ませてね。
私の愛のありったけを込めて。

あ、半分くらいは後ろの棚へ。








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2005年07月11日

You'd be so nice to come home to

憧れの、人がいた。

このブログを始めるきっかけとなった人だ。

まだブログというものをよく知らなかった私は
友人に薦められるままにSeesaaのホームを覗いてみた。
そのサイトを見つけたのは、新着記事一覧だったか。
いや、見つけた、というのは少し違う。
目に入ったのだ。偶然。

アクセスして、驚いた。
なんなんだ、この人は!と思った。

文章がクリアだ。
それでいて、ほんのりあたたかい。
本当に、アマチュアなのか、これが?

趣味のサイトもいい。
このセンスはどうだ。
ずっと、ただ眺めていても全然飽きない。
すごい。すごい。

ブログって、すごい。
こんな凄い人が、普通にいるんだ。
ものすごく、興奮した。

あれから約1年。
いろんなサイトを見て廻って、わかった。
ブログの全てが、あんなにスマートな訳じゃない。
あのサイトは、別格なのだ。
ブロガーが皆あんなハートでいる訳じゃない。
彼が、特別なのだ。

もちろん、他に素晴らしいブログはいくつもある。
そのうちの幾つかは、毎日必ずチェックしている程、
私の日常に欠かせないものとなっている。

でも、
いつの日も、私の憧れは、
今は更新も途絶えてしまったあのページなのだ。

ご無沙汰してます。
私もとうとう、自分でブログを始めました。
まだ、まだまだ思うように書けません。
でも、楽しいです。

ブログって、楽しいです。
めんどうくさいけど、それもなかなかいいです。
更新なんて気まぐれでいいんですよ。
だから

会えますよね、あなたに。
あなたの文章に。
いつかまた。











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2005年07月05日

狩られてんじゃねーよ

オヤジが毛嫌いされる理由について考えてみた。

まず、おっさんは、うるさい。
なんしか、ウルサイ。

小言や一人言が多すぎる。

食事のときの咀嚼音も、
ちゃっちゃっという歯をせせる音にも、全く遠慮がない。

体から発する音を意図して大きくする傾向がある。
(くしゃみ、ゲップ、放屁等)

話し声がこれ見よがしで必要以上にでかい。

これじゃあ、加齢臭がなくとも
敬遠されるのは無理ないだろう。

なぜ、彼らはこんな行動に出るのか?
ただ単に感性が鈍いから、というのもあるだろう。
しかし、そればかりではないような気がするのだ。

彼らは多分、確認したいのだ。
自分が、存在していることを。
自分の存在が、社会になんらかの反応を
引き起こすことを。

それが冷ややかな視線を浴びる結果になろうとも、
そのことによって、彼らは優位に立てるのだ。
彼らだけの世界の中で。

そんな、かたくなな意志を持つオヤジ達を、
案外、悪くないな、と思う。



・・・好かれようとしなけりゃね。








posted by 鉄 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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